こんにちは、きんととです!
昨日に続いて「ゲームマーケット2025春」の現地レポです!
前編では、きんととが現地で見つけた気になるボードゲームの紹介を行いました。
初めて参加したゲムマ!見聞きするもの全てが刺激的!もうすでに秋の開催がとても楽しみです!
さて後半のこの記事では、「ゲームマーケット2025春」に出展したサークルで、VRの世界で活動する方をピックアップしました!会場内を見て回っていると想定していたより、VRで活動している方が多く出展していました。そのため、今回は前編後編と分け、後編をVRオンリーでまとめて紹介したいと思います。
イマーシブクラウド
「イマーシブクラウド」は、メタバースのひとつ「VRChat」というプラットフォームで、マーダーミステリーの卓を開催している団体です。VRでマーダーミステリーを行う場所となる"ワールド"の制作を自ら行い、腕利きのGMたちがゲームを進行するなど、マダミス好きとしてはとても有難い団体です!
VR上のマダミスは、そのシナリオに沿った空間内でストーリーが進行するため、シナリオに対しての没入感が強いのが魅力です!シナリオによっては、アイテムなどを実際に見つけてゲットしたり、使用するといったギミックが用意されています。リアルだと体験型マダミスに近い感覚でしょうか。きんとと自身も、何度か参加させてもらっていまして、初めてのマダミスもイマーシブクラウドでした!
今回の出展では、シナリオ「誰がプリンを食べたのか」が遊べるキットや、その関連グッズが販売されていました。ゲーム内で使うプリンのトークンの展示があったのですが、小さいプリンが密集してるところがとてもかわいい!
きんととは、イマーシブクラウド前代表のおひげさんがプリントされたコルクコースターを買わせていただきました。夏に重宝しそうです!
2025年夏公開予定の新シナリオ「死出の宝船」(仮)のチラシもありました。こちらもVR上で遊べるシナリオで、シナリオ制作は「崩えた祭壇」などのシナリオを手掛けたかかしのクロウリーさんが制作されています。
ここがミソなのですが、このシナリオは有料での公開になる予定です。実際に体験型のマダミスを行う方は、当たり前じゃないかと感じるでしょう。しかし、これまでVRChat内ではユーザーが収益を得る行為が、"基本"OKではない規約になっていました*1。しかし近年、クリエイターエコノミーというVRChatを遊ぶクリエイターが収益を得られる仕組みが導入されて、収益化の手段を得ました!
クリエイターエコノミーに挑戦する「株式会社デジタルリージョン」が、企画運営という形で「イマーシブクラウド」とタッグを組み、VRChat上での有料公開化が実現しました!
公開されたらきんととも参加したいです!
バーチャルパーティー
VRChatでTRPGやボードゲームで遊べるワールドを制作する企業「株式会社バーチャルパーティー」。今回こちらのブースでは、VRで行うTRPGの体験会を行っていました!ブースには座席とVRヘッドセットが用意。座りながらゆっくりVRを体験することができます。
きんととは今回VR体験していないのですが、VR内で体験している様子を横のモニターから見ることができました!バーチャルパーティーのスタッフから、VRの中で丁寧にVRやVRTRPGについての説明をしてもらえるとのことです。椅子に座ってプレイできることからVRで酔いにくくなりますし、VRヘッドセットも人気機種の「Meta Quest 3」を使って体験ができました。初VRでここまで環境を用意してもらえたら、非常に良い体験になりそうですね!
バーチャルパーティーでは、先日新しくVRボードゲームを遊べるワールドを公開しました。それがSUSABI GAMESで販売されている「ギブトレ」!このゲームをルールはそのままに、VRhatで遊びやすく、そしてVRならではの演出やシステムを組み込んだものとして公開しています。
きんとと、実はこのVRChat版ギブトレの体験会に参加していました!お仕事としてその体験会のレポート記事を書かせていただきました!よければこちらも一緒に読んでいってください!
RAERV(リアーヴ)
「一般社団法人REARV」は、VRChat上で遊ぶことができるボードゲームワールドを開発している団体です。代表的なもので、ボードゲーム「ガンナガン」をVRで体験できる「VRガンナガン」ワールドの制作を行っています。
こちらのブースでは、「PEPTALK CARD GAME」というゲームについての展示を行っていました。ペップトークは、人を元気にする話法のことで、それをカードゲーム化したものになります。オリンピックメダリストの内村航平さんや、メジャーリーガーの大谷翔平さんもペップトークを実践していたことで話題になりました。
このペップトークをあんでぃさんが、REARVのとむこさんに布教したことから始まったのがこのゲーム。自分や他者を労わるためにも、取り入れたいですね。きんとと自身、自分に自信がないので、ペップトークにとても興味を持っています。
5月24日からこのゲームを制作するためのクラウドファンディングが実施中!すでにその支援総額は51万円!目標の200%超え!とても注目されているゲームです!気になる方はこちらもぜひチェック!
らいるず
株式会社ライルズのアナログゲーム制作部の「らいるず」です!アナログゲームを制作したり、先ほど紹介したバーチャルパーティー協力の元、VRChat上で遊べるワールドとしても公開しています。現在は、「アクオチクエスト」と「公平と平等」が公開中です。
今回、ブースで「アクオチクエスト」をプレイさせていただきました!
ざっくり説明すると、パーティ(参加プレイヤー)が入手した武具に書かれた数字の合計が、魔王の数字を超えれば勝利というルールです。ただ、これで終わらないのが「アクオチクエスト」。パーティに「アクオチ」が起こることがあります…!武具を集める際に手に入れることがある魔力を持ったアイテム。この魔力の合計が一定値を超えると「アクオチ」!パーティを裏切って勝利となります!
パーティを全員で協力し魔王を倒すか。はたまた、パーティを裏切って独り勝ちを目指すか。その行く末はアナタの”良心”に委ねられているのです…!
1回のプレイ時間が短いカジュアルなルールでは、10分ほどで1ゲームが終わるためとてもプレイしやすいテーブルゲームだと思います。信頼し合ったパーティと一致団結したり、怪しい素振りを見せる仲間を疑うかを考えながら進めたり、疑心暗鬼の雰囲気が楽しかったです!
アナログ版もVRChat版もぜひ楽しんでください!
ペンギンの森
ボードゲーム制作サークル「ペンギンの森」。代表のf-penguinさんは、日常的にVRChatで遊んでいる方で、制作したゲームはアナログだけでなく、VRChatワールドとしても自ら作って公開しています。
こちらのサークル、きんととが会場に入ってすぐ「VR」の文字を捕捉。よく読んでみると、VRChat上にボドゲワールドを公開するこちらのサークルだったというわけです。さらには、当ブログと同じ「ペンギン」がモチーフのサークル!入場早々、いい出会いに恵まれました!
こちらでは、かわいい王様のペンギンがプリントされた『Number Royal』というゲームを購入しました!2枚の手札を使って、相手より大きな数字を作るゲームです。2枚の手札には、それぞれ数字と特殊な効果が記載されています。片方は数字として、もう片方は特殊効果として使い、組合せて相手より大きな数字を作りましょう。
すぐ始められそうだったのと、かわいいペンギンのイラストに惹かれて買っちゃいました!きんとと、初のゲムマ戦果です!
こちらのゲームは、自身でVRChatのワールドとして制作・開発しているとのことです!公開される時が楽しみ!
番外編「ホロの花札」
今回のゲムマには、なんと『ホロの花札』が展示され、試遊することができました!「ホロの花札」は、最近話題のVTuber事務所「ホロライブ」のタレントと、日本古来から伝わるカードゲーム「花札」がコラボしたカードゲームです。プレイアブルキャラクターには、さくらみこ、白上フブキ、大神ミオ、百鬼あやめの4人がいます。2025年7月31日に発売予定で、SteamやNintendo Switchなどで公開されます。
花札と言えば、きんととが愛してやまない映画「サマーウォーズ」で重要なアイテムとしても有名です。そのため、きんととは長年花札を嗜んでいます。学校や友人宅に行く際にもかばんの中には花札が。まぁ「こいこい」であればちょろいでしょ!と思っていましたが、ホロメンコラボのオリジナルルール「ホロあわせ」によって、全くの別ゲーとなっているのです!
「ホロあわせ」では、通常のこいこいルールの他に、ホロメンになぞらえたルールが追加されています。同期のメンバーやチームによっても役を揃えることができます。さらに、その役を揃えると効果が発生し、山札から1枚追加で引いたり、相手の手札を捨てさせるなど、ゲームに波乱を呼ぶようなものが設定されているのです!
花札経験者のきんととは、驚きの連続で、いつの間にか役ができたり、気が付いたら相手の手札を0にしたりと、非常にスリリングなゲームになりました。ホロリス*2だけでなく、普段の花札に刺激が足りなくなっている方は試してほしいです!
Switch版では、この「ホロの花札」仕様のデザインになっている実物の花札など、特典が付いてくる特装版が用意!その花札の展示も行っていました!
普段の花札に比べ、ホロメンらしいとても賑やかなデザインになっていますね!
最後に
後編・VRで活動するボードゲーム団体についていかがでしょうか。
普段リアルでプレイしている方も、これを機にVRに興味を持ってもらえたら嬉しいです!また、会場内で交流した一般参加者の中に、ボードゲーム好きなVRChatプレイヤーに会うことができました。VRとボードゲームは、思っていたよりも近い界隈なのかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
きんとと
前編はこちら!
penguin-the-first.hatenablog.com